セイコガニというのは、福井県で水揚げされたメスのズワイガニをいいます。

ちなみに、福井県で水揚げされるオスのズワイガニは、皇室に献上されている唯一のカニとしても有名な「越前ガニ」です。

同じ福井県で水揚げされているのに、オスとメスでは呼び名も異なるのですね。

その違いは、まず見た目にあります。

オスの越前ガニはメスと比べて身体が大きく、爪や足の部分も太くなっています。

一方、メスであるセイコガニは、爪も足も細くて華奢な印象を受けるでしょう。

これは、オスが15回前後の脱皮を繰り返して大きくなるのに対して、メスは10回程度しか脱皮が行われないからです。

でも、大きさが違うとは言っても、セイコガニだってズワイガニです。

茹で上がった身の適度な甘みとジューシーさでは、越前ガニにも引けをとりません。

また、セイコガニはメスですから、お腹には受精卵の外子(そとこ)と卵巣の内子(うちこ)を持っています。

オスの越前ガニでは味わうことのできない、濃厚なカニの味も楽しめますよ。

 

*コウバコガニとはズワイガニの雌のことで,主に石川県や富山県でこうよばれる.山陰地方ではセコガニという.